無脳症の赤ちゃんを出産し、臓器提供へ

若い夫婦のもとに無脳症の赤ちゃんが誕生した。

妊娠18週目で医師から無脳症だと。

今すぐ陣痛促進剤で出産するか、自然分娩で産んで臓器提供するか、と。


後者を選んだ夫婦。


産まれても30分の命だろうと言われていたが赤ちゃんは1週間生きた。

許される限り赤ちゃんを抱きしめ、

そばに寄り添う夫婦。

そして最期の時、一度も泣くことがなかった赤ちゃんが、泣いた。

そして、両肺は2人の赤ちゃんに臓器提供された。